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#27

岐阜・郡上八幡のみらい遺産 「夏の宵を踊り明かす 郡上踊り」

今回の「みらい遺産」を紹介してくれるのは、
郡上八幡の夏の風物詩、「郡上おどり」の保存会会長をつとめる、
藤田政光さん(82歳)。

「郡上おどり」は、今から四百年前、城下町・郡上八幡の町の融和をねがい、士農工商の身分の違う者が、おしなべて一緒に踊ったのがはじまりです。
32夜にわたって踊る、日本で一番長い盆おどりとしても知られ、
10種のおどりの種目は、すべて、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

毎夜、おどりの始まりを告げるのは、藤田さんのあいさつ。
おどりが始まると、藤田さんはお囃子の屋形へのぼります。

地元の人たちに、全国から集まってきた踊りファンや観光客が交じり、
路地にのびていく、踊りの輪。

日々の生活から解き放たれ、
つかの間、素朴で情緒豊かな唄と踊りに酔う、夏の宵。
無心に踊る人々の姿に、藤田さんが抱く想いとは・・・?