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#19

鎮魂と平和を願う祈りの花火(新潟県長岡市)

今回「みらい遺産」を紹介してくれるのは、
新潟県長岡市に暮らす花火師・嘉瀬誠次さん(93歳)。

長岡の人々の自慢は、毎年8月2日と3日に開催される「長岡大花火大会」。
日本三大花火に数えられ、全国から多くの人々が訪れます。
この花火大会の前日、嘉瀬さんが特別な想いを込めて上げる花火があります。

69年前、1945年の8月1日22時30分、
長岡にB29大型爆撃機が来襲。
市街の8割が焼け野原と化し、多くの命が失われました。

毎年、同じ8月1日の22時30分、
戦争犠牲者への鎮魂と、平和の祈りを込め打ち上げられるのが、
白一色の花火「白菊」なのです。
嘉瀬さんは、どのような想いで、この花火を打ち上げているのでしょうか―。