放送内容

長嶋一茂のミライアカデミア
~これからを生き抜くための特別授業~


長嶋一茂×一流専門家 私たちのお金と日本経済のミライを見据える!


長嶋一茂が知的好奇心から、一流専門家から学びながら
徹底討論していく新・知的エンターテインメント。
独自の感性を持つ長嶋一茂の驚き・新たな疑問・不満から
今まで見えてこなかった、本当のミライを探っていく!

 
今回は「私たちのお金と日本経済」のミライを考える。
1月からNISAが新しくなり、賃金格差や物価高など「お金」にまつわることに関心が高まっている。新しいNISAはどうなのか?なぜ日本の賃金は上がらないのか?物価だけが上がっていくのか?国民の負担が増加している経済現状、産業構造の中、税制や格差はどうすべきなのかを掘り下げる。お金と経済を取り巻く幅広いトピックスから徹底討論する。
 

【出演者】
長嶋一茂
長谷川忍(シソンヌ)
山本雪乃(テレビ朝日アナウンサー)
斎藤幸平(東京大学大学院総合文化研究科准教授)
滝澤美帆(学習院大学経済学部教授)
パックン

 

 


 

長嶋一茂さんコメント

 

Q: 今回のテーマを選んだ理由は?
経済に興味がないということはお金に興味がない、ということだと思っています。僕はお金に興味がない人は信用できないんです。僕の理屈で言うと、“狩猟に興味がない”というのと同じだと思うので。だから、マクロ的な視点とミクロ的な視点で日本経済を知るというのは大事なことだと思います。お金儲けというと悪いことと思われがちですが、それはもう昔の考え方。お金儲けはいいことだと思っていて、儲けたお金をいろいろな人に還元するという発想が正しいと思うんです。お金がなければ隣の人にパンをあげることもできないでしょ? でも、お金があれば、自分の分と隣の人のパンが買えるわけですから。

 

Q: 新NISAで盛り上がっていましたね。
新NISAについてはまったく知識がなかったんです。いろいろと忙しかったので、ゆっくり考えてからやろうかなと思っていたんだけど。パックンの話を聞いたらやってもいいかなと思ってきました。この番組で勉強になりました(笑)。パックンはどこの新NISAを買っているのかな?(笑) ただ、お金儲けがいやだとか、お金を儲けることに抵抗があるという人はやらない方がいいですね。“好きこそものの上手なれ”で、お金の価値を十分にわかっている人がやるべきであって、蓄えとか大丈夫という人はやる必要はないと思います。

 

Q: やはりお金を回さないと経済は活性化しないと思いますが、どうすれば?
僕は日本の人たちに活気がないからお金が回らないんだと思います。日本は閉塞的な社会になりすぎている気がします。ややもすると、ちょっと落ち込んでいるような感じがする。例えば、オーストラリアやアメリカなどに行くと、人のパワーをものすごく感じるんです。日本には胸を張って前を向いて、意気揚々と歩いている人ってあまりいないでしょ? 海外はそういう人が多いんです。どういう希望があって、どういう期待を胸に秘めて歩いているのかわかりませんが、活気があっていいと思いますね。

 

Q: この番組を見てお金を貯める方法を考え、貯めたお金を使ってくれれば良いですね。
僕に言わせると、お金を稼いで貯めている人は良くないなぁと。それでは誰も喜ばないわけですから。お金を持っているのに還元性とか奉仕感覚がないというのは考えものですね。例えば、飲食店でお金を使えば、そのお店だけでなくお肉や野菜など素材を扱う人、それらを配送する人まで全部が潤うことになるんです。だからお金を持っている人はどんどん使ってください。