番組表

放送内容

#19

電話 前編

ゲスト:松尾貴史
 
スマホが手放せない現代で、NTTがタウンページの発行を終了するというニュースが。そんな折にお届けする今回のテーマは「電話」。
マルチに活躍する松尾貴史さんをゲストに迎えて「電話」の歴史を紐解いていく。
まず日本初の公衆電話の記事を見てみるとそこには「自働電話」の表記が。
しかし実際は交換手に繋ぐ形式で、全く自動ではなかったという。
公衆電話には硬貨投入の際に金額に応じて音の変わるチーンボーン式という仕組みがあり、交換手は音で金額を判断し、電話を繋いでいたという記事も。
また硬貨が不足した時代には紙幣での対応になったのだが、それを交換手が聞き分けることはできず、利用者の良心に委ねるようなシステムになったという。
当時、きちんと納入されているのかをある雑誌が取材をしており、土地ごとにどれほど公徳心があるかという特集記事は当時の土地柄が感じられる。
知識豊富な松尾さんからの情報も交え、電話の情報は厚みを増す。