2022年メキシコ国境から米国に入国しようとする移民数が月20万人を超えているという。中南米の政情不安から米国へ逃れようとする人々は後を絶たず、女性・子どもの数も増え続けています。CNNは南米と中米をつなぐ唯一の陸路といわれるコロンビア・パナマ国境のジャングル「ダリエンギャップ」を渡る移民キャラバンに密着。過酷な自然環境、麻薬組織の運び屋が往来する危険地帯を歩く命がけの旅。瀕死の子供を背負い道なき道を行く女性たち。その想像を絶する実態とは？

危険地帯を歩く命懸けの移民キャラバンに密着
メキシコ国境からアメリカに入国しようとする移民の数は、毎月20万人を超えているという。中南米の政情不安からアメリカへ逃れようとする人々は後を絶たず、女性や子どもの数も増え続けている。
南米コロンビアと中米パナマをつなぐ唯一の陸路“ダリエンギャップ”と言われる渓谷を渡る移民キャラバンに、CNNが5日間密着。危険地帯を歩く命懸けの旅、その想像を絶する実態とは？

南米から米国への危険な道のり
アメリカを目指す移民たちは、実は皆多額のお金を持っている。それは何故か？町山智浩が解説。俳優・藤谷文子は「壮絶な取材。見るに堪えない瞬間もある」とコメント。
ダリエンギャップは約100キロのジャングルで、険しい山道を歩いて進むことになる。途中で疲労や病気、さらには強盗や殺害にあう危険もある。
CNNが密着取材した日、出発地点のキャンプには、ベネズエラやエクアドルなどからおよそ800人もの人々が集まっていた。ジャングルを進むうちに、いつの間にか両親とはぐれてしまう子どもも…。

強盗が暗躍する特に危険な地域
ジャングルの中には、移民を襲う強盗殺人組織の隠れ家もある。移民たちは、死と暴力が蔓延する特に危険なエリアを越えなければならない。身元不明で埋葬もされない遺体が、あちこちに放置されていた…。
一行は、目的地に無事に辿り着けるのか？

パナマから米国へ さらに続く旅
約100キロの密林を歩いた後も、過酷な旅は続く。アメリカとメキシコの国境までは、まだ約4800キロも残っている。
長く危険な旅をしなければならない背景にある中南米の現状。必要な対策は何か？町山が解説。