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#240

大自然と宗教の街
ソルトレイクシティの旅 ~前編

アメリカ西部ユタ州の州都・ソルトレイクシティ。西半球最大級の塩水湖グレートソルト湖や荘厳なワサッチ山脈など、大自然に囲まれた海抜1300mを超える高地都市です。今回、町山はおよそ20年ぶりにこの地を訪れ大自然を満喫。そして五輪開催をきっかけに宗教色の強かった街が大きく変貌していることに驚きます。現在のソルトレイクの人気スポットや名刹を巡る旅を2回にわたって放送。最新グルメや奇妙なアート公園など、街の魅力をたっぷりリポート。

 


 

ソルトレイクシティー 変わりゆく街
アメリカ西部ユタ州の州都ソルトレイクシティーは、巨大塩水湖グレートソルト湖や、雄大なワサッチ山脈など大自然に囲まれた高地都市。一方、末日聖徒イエス・キリスト教会(通称・モルモン教)が築いた宗教都市としても知られている。
今回は町山智浩が25年ぶりにソルトレイクシティーを訪れ、その歴史を紐解きながら、変わりゆく街の姿をリポート!

 

米FOXが虚偽報道で約1000億円 支払い
米保守系メディアFOXニュースが、2020年大統領選をめぐる虚偽報道で、1000億円を超える巨額の和解金を支払うことになった。この訴訟について、町山と俳優・藤谷文子がトーク。虚偽だと知りつつ報道したという証拠になったFOXの社内メール、その異様なやりとりについて町山が解説。

 

通称・モルモン教が開拓 ソルトレイクシティー
ソルトレイクシティーは1847年、中西部における宗教上の対立から逃れ、安住の地を求めるモルモン教徒たちが辿り着き開拓された。
町山がグレートソルト湖を訪れ、西半球最大の塩水湖を体感!
1997年に町山が初めてソルトレイクシティーに行った際は、コーヒーショップも酒屋も無く大変だったというが、街は当時から大きく変化。 現在では「一夫多妻」を題材にしたユニークな地ビールも!?

 

強制収容された日本人の墓地 志願兵の慰霊碑
不動産業を営むバブス・ディ・レイさんに、ソルトレイクシティーを案内してもらう。
第二次世界大戦の際、ユタ州では1万1000人以上の日系アメリカ人が強制収容された。そして多くの日系人が兵士に志願し、アメリカのために戦い死亡した。日系人のために建てられた慰霊碑を、町山とバブスさんが訪れた。

 

町山購入?ソルトレイクシティーのおすすめ物件
ソルトレイクシティー郊外で、バブスさんおすすめ物件を紹介してもらうことに。
1959年に建てられた家は、4ベッドルーム、トイレも4つあり土地はおよそ3700㎡。価格は町山が住むサンフランシスコの半分以下で、寒さが気にならなければお買い得!

 

通称・モルモン教で過去に許されていた“一夫多妻”
末日聖徒イエス・キリスト教会(通称・モルモン教)は、当初は一夫多妻制を許容していた。2代目会長のブリガム・ヤングが暮らした「ライオン・ハウス」と言われる家を訪れた町山。ヤングは当時20人以上の妻を持っていたが、家にはその名残が残されていた!
19世紀末にモルモン教も一夫多妻を正式に禁止したが、戸惑った信者も多かったという。複数の妻と別れたくない人たちがとった驚くべき行動とは?!

 

<ライオン・ハウス>
・住所:63 E South Temple Salt Lake City, Utah 84150
・電話番号:801-363-5466