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#54

知られざるアメリカの歴史 アラバマ州(2)
人種差別との戦い 2つのバス事件

かつてアメリカの歴史が大きく動いた激動の地、アラバマ州取材の第2弾。南北戦争終結後も続く南部の人種差別。1950年代になっても人種隔離政策により南部の黒人は過酷な差別を強いられました。
そんな中1955年モンゴメリーでひとりの黒人女性がバスの席を譲らなかったという理由で逮捕され、この事をきっかけに起こった「バス・ボイコット運動」。そして1961年に起こった学生たちの長距離バスを利用した抗議活動「フリーダムライド」の弾圧事件。公民権運動のはじまりとなったこの2つのバス事件を町山が徹底解説。