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【Episode3】“Ballade” バラッド

一枚の写真から感じる「音」や「音楽」もある。
アジアとヨーロッパを結ぶボスポラス海峡に臨む古都、トルコ・イスタンブール。
この町の人々を撮り続けた報道写真家 アラ・ギュレル(Ara Guler)の言葉が、イスタンブールの情景とともに物語を展開してゆきます。

episode3を美しいピアノで彩るのは、トルコ出身の作曲家・ピアニスト、ファジル・サイ(Fazil Say) アナトリアの吟遊詩人の唄をもとに作曲した「ブラック・アース(Black earth)」、インプロビゼーションも意欲的に試みるSay作曲・演奏の美しいメロディは、東西文化を結び美しく融合させる。Say 演奏のベートーベン「テンペスト」は、クラシックという枠を超えて生き生きとしたパワーに満ちている。
“LISTEN1001”のオープニングテーマ曲は、Fazil Say作曲による「1001nights in Halem」。演奏は、episode2に登場した注目のヴァイオリニスト、パトリシア・コパチンスカヤ(Patricia Kopatchinskaja)

また、episode1に登場したカザフスタンのフォーク・アンサンブルTURAN(トゥラン)によるシャーマンダンスや、ホーミーの唄。 セルビアのライコ・フェリックス(LajkoFelix)のパワー溢れるヴァイオリン演奏。 ハンガリーのヴォーカリスト、セバスティアン・マルタ(Sebastyen Marta)の美声も再び登場する。

 


■登場アーティスト
アラ・ギュレル(Ara Güler)
フォト・ジャーナリスト 1928年トルコ・イスタンブール生まれ。
ジャーナリストの視点で時代を記録する“ビジュアル・ヒストリアン”と自らを称する。トルコだけでなく、イラン、カザフスタン、アフガニスタン、パキスタン、インド、ケニアなどを訪れ撮影し、ウィンストン・チャーチル、アルフレッド・ヒッチコック、サルバドール・ダリ、パブロ・ピカソなど時代を率いた芸術家や政治家のインタビュー写真も発表。