放送内容

#94

テレメンタリー2022「うちのセンセイ -元東大病院医師のつくる道-」

宮城県北部で在宅診療に取り組む医師・田上佑輔さん(42)。人口約7万5千人の登米市の「やまと在宅診療所登米」の院長で、宮城・岩手・神奈川で6つの診療所を運営する医療法人の理事長でもあります。
田上さんは、東大病院を辞め、32歳で、在宅診療の現場に飛び込みました。東大病院の腫瘍外科医として将来を嘱望されていた田上さんが地域医療に目を向けたきっかけは、2011年の東日本大震災でした。
田上さんは、複数の医師によるチーム制を打ち出し、医師が都市部と地方を行き来しながら診療するという仕組みを通して、地方の医師不足の解消をめざしています。
在宅診療に取り組んで9年。田上さんは、医師と患者が出会い、ともに新たな道を見つける、そんな地域医療を届けたい、と考えています。
「うちのセンセイ」、地域の「かかりつけ医」として奮闘する田上さんの姿を描きます。
 
【ナレーター】
坂口健太郎
 
【初回放送】東日本放送:2022年7月4日