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#98

春に愛でる!若冲・楽焼・京料理

今、京都は一際美しい季節「春」を迎えています。今回は檀れいさんが大好きな、春の京都で愛でたい「日本の美」をご案内。心躍る絵画、器、食の世界を訪ねます。
旅の始まりは、春色に染まる岡崎エリア。檀さんがこよなく愛する江戸時代の人気絵師・伊藤若冲の展覧会が行われている細見美術館へ。この春の展覧会では、貴重な初期作品から晩年の作品まで17点を公開中。まずは、若冲がまだ青物問屋の主だった30代前半、最も初期に描かれた貴重な作品を拝見。また、30代と晩年80代の作品を見比べると、ある発見が…。さらに、若冲を語る上で大変重要な作品「糸瓜群虫図」とも対面!
そして向かったのは、京都市の東に位置する山科区。檀さんが以前お邪魔したことがあるという楽焼の窯「長樂窯」へ。京都で約400年前から受け継がれてきた伝統の楽焼。四代目窯元が見せてくれたのは、春を表現したという黒い茶わん。一体なぜ、黒い茶わんが春なのか?そこに秘められていたのは、歴史的なお花見の世界。さらに、工房を特別に拝見。楽焼ならではの「手捏ね(てづくね)」という独特の技法に、檀さんも挑戦。
続いては北区紫野。みたらし団子が有名な甘味処「梅園」が、和菓子の新展開を仕掛けるべくオープンした「うめぞの茶房」へ。春限定の「かざり羹」を堪能。
さらに今回、檀さんが特に楽しみにしていたのは、このほど新発見された若冲関連の作品との対面。向かったのは、裏寺町通の宝蔵寺。髑髏図の御朱印でも知られる、伊藤家の菩提寺です。春を描いたその作品。手がけたのは若冲本人ではない?弟が描いた作品も登場。若冲の意外な人柄が明らかに。
続いては、「味わう」日本の美。檀さんが「一度訪ねたかった」という料理店は、以前、この番組でも紹介した「京都吉兆」で修行した料理人が営む「観山」。最高のもてなしに感動の連続です。