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#69

髙嶋政宏 都の楽しみ方

今回の旅人は番組初登場、俳優の髙嶋政宏さん。京都にある本人ゆかりの地をご案内していただくだけでなく、多くの観光客で賑わう街を離れ、高嶋さんも知らない歴史ある名所も訪ねます。
まずは高嶋さんのよく知る「東映太秦映画村」へ。リニューアルが進む時代劇のオープンセットや高嶋さんだからこそ入れる撮影スタジオへ。そこでは高嶋さんがお世話になった絵師、毛利さんと再会。毛利さんはあの高倉健さんや松方弘樹さんなどの背中に和彫の模様を描いてきた、まさにレジェンド。東映の任侠映画全盛期を物語る貴重な品を見せていただきながら、思い出話に花を咲かせます。
高嶋さんが京都に来たら必ずと言っていいほど立ち寄るというお店が、比叡山のふもとに位置する一乗寺に。こってりとした奥深い味わいに魅了されたという高嶋さん。その意外な名店とは?

また一乗寺は歴史ある名所の多いエリアということで、高嶋さんも知らない隠れた名所へ。
まず訪ねるのは「詩仙堂丈山寺」。江戸時代の初め、文人として名高い石川丈山が隠棲のために建てた庵が始まりという寺院。丈山は庭造りにも秀でており、山の斜面をうまく使った見事な庭園を作り上げました。街の喧騒を離れ、静けさに満ちたこの場所ですが、この庭園には、さらなる静けさを演出する「ある仕掛け」を丈山が施していたのです。それは一体?
詩仙堂からほど近くにある「曼殊院」は、代々皇族が門主を務める門跡寺院で、江戸時代の初め、良尚法親王(りょうしょうほっしんのう)が、別の場所からこの地へ移してきました。ここには門跡寺院ならではの華やかで貴重な文化財が今に伝わっています。江戸時代に活けられた花を描いた美しい「立花図」に加え、天下人、織田信長や豊臣秀吉に仕えた絵師、狩野永徳が描いたと伝わる貴重な襖絵も。そしてここでは、静けさ極まる特別な部屋へ。光と影が織りなすその部屋とは?
人気の観光地、祇園では、高嶋さんが足繁く通う人気のステーキ店へ。ここで高嶋さんが学んだという美味しいステーキの食べ方や、京都のしきたりを披露。さらに高嶋さんだけの特別メニューも。また京都の舞妓、芸妓の歴史をよく知るレジェンド級の名店も訪ねます。是非お楽しみに。


【専門家出演者】
●同志社女子大学現代社会学部社会システム学科
 天野太郎 先生