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#66

夜と朝を満喫!都のずらし旅

暑さで知られる夏の京都。しかし、日中を避けると朝晩は涼しく、気持ち良く過ごせます。また、早朝や夕方は人出が少なく、混雑する時間帯を避けて巡る「ずらし旅」が今、ブーム。そこで今回は、多くの寺社が閉門後の「夜の京都」と、すがすがしい「朝の京都」を、旅人の賀来千香子さんが巡ります。
夕暮れ、やってきたのは嵐山。この地で「夏の夜の風物詩」と言えば「鵜飼」です。涼やかな川の風を感じながら、平安時代から続く伝統漁法を間近で拝見。幻想的な世界を堪能します。
夜の京都と言えば、夕食も楽しみの一つ。訪れたのは京都一の繁華街、四条河原町。近くを南北に流れる高瀬川。その川沿いで、京都最古のコンクリート造りの小学校が、校舎の一部を保全・再生して2020年、ホテルとして生まれ変わりました。施設内には、広さ60畳の和室の教室など、学校だった当時の面影が随所に残っています。その施設内を見学。そして新館の最上階へ。こちらの元小学校のホテルに、とっておきの絶景が待っていました。美しい夜景を見ながら、京都ならではのディナーを堪能。

翌日。朝一番で訪れたのは、6時に開門する清水寺。まだ人の姿がほとんど無い境内。この時間にしか見ることができない、「清水の舞台」の風景とは?
続いて、朝食を食べに向かったのは、下鴨神社のほど近く。江戸時代から続く豪商・三井家の別邸。その非公開の2階から美しい庭を眺めながら朝食を味わえる特別プランがあります。さらに、かつては当主しか上がることの出来なかった望楼からの風景は?
京都の朝のさらなる楽しみは、早朝特別拝観。名刹・智積院へ。通常、非公開の宸殿で貴重な襖絵を拝見。
京都の夏の「夜と朝」。京都の新たな魅力を発見する「ずらし旅」です。


【専門家出演者】
●らくたび代表
 山村純也さん