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#65

名優5人が味わう旬の京料理
[吉兆,弧玖,阪川,木乃婦,さゝ木]

京都の旅の大きな楽しみといえば、伝統ある京料理を味わうこと。今回は、水谷豊さん、角野卓造さん、坂東彌十郎さん、檀れいさん、そして佐々木蔵之介さん…5人の人気俳優たちが、春と夏、それぞれの季節の旬の京料理をたっぷりと味わいます。
まずは水谷豊さんが、国内外にその名が知れ渡る日本料理の名店「京都吉兆嵐山本店」へ。明治時代に作られた山荘を美しく改装したおもてなしの空間でいただくのは、春をイメージした華麗な八寸、そして、旬のタケノコを使った味わい深い炊き込みご飯には、途中から味変できる仕掛けが。その美味しさと心遣いに水谷さんも思わず唸ります。
角野卓造さんが訪ねる「弧玖(こきゅう)」は、かつて日本料理の名店としてその名を馳せた「日本料理 桜田」の伝統を受け継ぐ、今注目の店。百合根や菜の花、タケノコといった春の素材を使った煮物に加え、その日、手に入った食材で、夜桜をイメージして思いつくままアレンジした創作料理も。一体どんな料理が出来あがるのでしょうか。
坂東彌十郎さんはご自身がお気に入りという名店「ぎおん阪川」へ。春から初夏にかけて「桜鯛」と呼ばれる明石の鯛や、トリ貝の炙りなど初夏が旬の料理に加え、彌十郎さんが必ず食べるというこの店ならではのメニューも登場します。
檀れいさんは京都の中心地で昭和初期から愛される名店「木乃婦(きのぶ)」へ。新緑の季節を表現した美しい彩りのお造りには、淡路産のウニが贅沢に使われ、檀さんも「人生で一番美味しいウニ」と大絶賛。さらに意外な食材を組み合わせた名物料理も楽しみます。
佐々木蔵之介さんは八坂の塔が見守る祇園で、今最も予約が取れない店と言われる人気店「祇園さゝ木」へ。夏の京料理に欠かせないじゅんさいや、鱧を使った洗練された逸品や、蔵之介さんも驚いた、分厚いアワビを使ったステーキなど、腕利きの料理人が生み出す絶品料理に舌鼓。
京都でも指折りの名店で、京料理の奥深い世界を体感…是非お楽しみに。


【専門家出演者】
●同志社女子大学教授
 天野 太郎さん
 
●日本画家
 森田 りえ子さん