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#55

坂東彌十郎が発見!東山の魅力

今回は旅人に人気歌舞伎俳優・坂東彌十郎さんを迎え、京都でも特に名所が集中するエリア「東山」を巡る旅。人はなぜこの地に魅了されるのか?なぜ古くから、この地に名所が集まっているのか?「景色・歴史・食」の3つのテーマから東山の魅力を紐解いていきます。
まず「景色」を楽しむため向かったのは東山の南端、稲荷山にある「伏見稲荷大社」。朱色が美しい「千本鳥居」の絶景が有名で、国内外から多くの観光客が訪れています。その稲荷山の山頂を含めてグルッと一周することを「お山めぐり」と呼び、これが本来の参拝の姿だと言います。そこで弥十郎さんは稲荷山の山頂を目指すことに。道中で、多くの観光客が見逃してしまいがちな、知られざる絶景と出会います。

次に東山の「歴史」を知るため、彌十郎さんが好きだという幕末の志士・坂本龍馬ゆかりの地へ。「維新の道」の坂を登るとあるのが、多くの志士たちが眠る「京都霊山護国神社」。なぜ龍馬の墓はこの地にあるのか?東山の歴史との関わり…。さらに、なぜ東山が古くから発展し、文化の中心地となったのか、その深い理由も明らかに。
さらに彌十郎さんに、6年前に改修工事を終え生まれ変わった「南座」の舞台裏を案内して頂きます。楽屋口、花道への通路など、普段、歌舞伎俳優たちが行き来する特別な空間。さらに、その屋上には、知られざる絶景が待っていました。
続いて東山の「食」を楽しむため向かったのは、彌十郎さんが普段から通っているという祇園の名店。予約のなかなか取れないこの店は、素材を大切に、コースだけでなく「一品から味わえる割烹」がこだわり。初夏の味覚を満喫します。
幼いころ京都に暮らし、長年南座に通ってきた彌十郎さんならではの視点で巡る旅です。


【専門家出演者】
●京都産業大学 日本文化研究所
 上席特別客員研究員
 小嶋一郎さん