バックナンバー

#54

奈良に秘められた日本のルーツめぐり

今回は京都を飛び出して、もう一つの古都、奈良へ。案内人は、奈良県出身のお笑い芸人、笑い飯の哲夫さん。京都よりも前に都だった奈良には、今に繋がる様々なルーツがあるといいます。旅人の中村雅俊さんと、歴史や仏教に詳しい哲夫さんが、時代をどんどん遡りながら日本のルーツを楽しくめぐります。
奈良といえば誰もが思い浮かぶのが東大寺の大仏。小学生の頃から馴染み深いという哲夫さんに、大仏の見方や意外な楽しみ方を教えてもらいます。また、大仏は前代未聞の大きさで大変な費用がかかるため、現代にも繋がる驚きの手法が用いられたといいます。それは一体!?
奈良時代から遡って・・・飛鳥時代創建の「岡寺」こと「龍蓋寺(りゅうがいじ)」は、なんと私達に馴染み深い「厄除け」のルーツと言われる寺院。
どうしてこの寺が厄除けのルーツと言われるのか? その理由は境内にある不思議な「石」に秘められていました。また、この寺には弘法大師空海ゆかりの仏像が伝わり、厄除けにまつわるエピソードが語り継がれていました。

日本で最も古い仏像といえば、同じく奈良にある「飛鳥寺」の飛鳥大仏や、長野県の「善光寺」の本尊と言われていますが・・・実はもう一つ、古墳時代創建の知る人ぞ知る寺院「向原寺(こうげんじ)」にも日本最古と言われる仏像が伝わっているんです。聖徳太子が仏教を取り入れた時代に朝鮮半島よりもたらされたというその仏像・・・現在、この寺に祀られるようになるまでに辿った数奇な運命とは?
そして二人は、哲夫さんの地元、桜井市へ。実は桜井市には、3世紀に作られた最古級の前方後円墳が!日本の国造りのルーツにも繋がる、その古墳に葬られた人物とは・・・? さらに、桜井市はそうめんのルーツとも言われるエリア。地元の人達に愛されるそうめんの老舗で、竹筒に入った涼しげな高級そうめんに舌鼓を打ちます。
中村雅俊さんと哲夫さんが楽しくたどるルーツめぐり、是非お楽しみに。


【専門家出演者】
●お笑い芸人
笑い飯・哲夫 さん