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#50

2024 都の美しき桜

いにしえより人々に愛されている桜。その美しさや儚さから、日本人は特別な感情を桜に抱いています。今回は旅人・賀来千香子さんが、華道家・写真家・池坊専宗さんに550年以上続く華道家元池坊ならではの京都の桜の楽しみ方を教えていただきます。
京都市内の中心部に門を構える六角堂。市内でもいち早く桜が開花するため、多くの人が訪れる桜の名所です。そんな六角堂で池坊さんが注目するのは蕾。いけばなの世界では蕾を大切にしているとされます。その理由とは? 写真家としても知られる専宗さんは、移ろいゆく桜を楽しむ賀来さんの姿をファインダーに収めます。代々池坊が住職を務めている六角堂。寺を開いた聖徳太子と池坊との関係とは?さらに隣接するいけばな資料館も見学。約400年前に作成されたいけばなの図集「桜一色」を特別に間近で拝見します。

続いて紹介していただくのは「川の桜」の楽しみ方。常に行列を成す人気店・出町ふたばで和菓子を購入して、専宗さんが若かりし頃に慣れ親しんだ賀茂川へ。日露戦争の戦勝記念に市民によって植えられた師範桜を堪能します。樹齢約120年の大木ならではの桜の楽しみ方とは?出町ふたばで購入した名物・豆餅をいただきながら、賀茂川河川敷から望む素晴らしい景観を楽しみます。
風光明媚な観光地・嵐山で専宗さんに教えていただくのは、「山の桜」の楽しみ方。嵐山公園の展望台で、山桜の魅力を解説していただきます。
そして旅の最後に、専宗さんに「桜一色」を特別に生けていただきます。400年脈々と受け継がれる池坊の精神を間近で見た賀来さんは思わず……。
さらに仁和寺や東寺、平安神宮など、京都が誇る桜の名所もたっぷりとご紹介。胸躍る桜づくしの1時間です。


【専門家出演者】
●池坊青年部代表
池坊専宗さん