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#134

高野山 天空のワンダーランド

京都と繋がりの深い聖地のひとつ、世界遺産・高野山。1200年前、弘法大師・空海が標高800mを越える山に開いた「天空の寺院」です。現在も多くの旅人たちが絶えず足を運ぶ理由は、高野山が「今も生き続ける聖地」であるため。この山を訪れた人は、1200年前と同じ、神秘的な体験ができるのです。そこで今回は特別編!そんな「天空のワンダーランド」で、1200年続く様々なものを体感する旅に出ます。旅人は俳優の中村雅俊さん。京都との意外な繋がりも紐解いていきます。
今回は、高野山で1200年続いているものを体感するため、大切な3つの場所を訪ねます。その1つ目が、壇上伽藍。空海が高野山を開く時、最初に手がけ、密教の教えを極めるために作った修行の場です。ここで、空海が自ら構想した建物は、金堂、根本大塔、西塔。これらを巡ることで、1200年変わらない空海の“しかけ”を体感できると言います。その“しかけ”とは、一体?

2つ目の場所は、高野山全体の中心となる寺院で高野山真言宗の総本山、金剛峯寺。ここでは、今までの1200年間、高野山に訪れた人々が何をしていたが分かると言います。長い歴史を伝えるその建物。ここで中村さんは、1200年前から続く修行を体験。空海が伝えた瞑想法とは?
3つ目は、高野山の中でも聖域中の聖域、「奥の院」と呼ばれる場所。ここでは、空海が生きている証を体感できると言います。「今なお生き続けている」という空海のため、僧侶たちが毎日行っている「ある儀式」。その意味とは…?そしていよいよ中村さんは、今も生きる空海に会いに向かいます。
空海の作った天空のワンダーランドを体感する旅。高野山を知れば、京都の旅がもっともっと楽しくなります。
 
【専門家出演者】
●京都市歴史資料館 館長 
井上 満郎 さん