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#114

清水寺 よみがえる400年前の舞台

創建より1200年以上の時を刻み、京都でも圧倒的な人気を誇る「清水寺」。
実は2020年、12年にも及ぶ「平成の大改修」を終え、新たな姿によみがえりました。中でも大きな目玉はなんと言っても「清水の舞台」。
今回はこの番組初登場の旅人、俳優の中村雅俊さんが新しくなった「清水の舞台」を訪ね、その遥かな歴史や物語、旅が楽しくなるウンチク・・・さらに今回の大改修で「世紀の大発見」となった貴重な「ある物」を特別に見せていただきます。

まずは今回の改修で舞台は一体どのような姿になったのか?さっそく清水の舞台を最もよく眺めることができる場所へ。舞台には真新しいヒノキが使われ、美しく生まれ変わりましたが、実は、今からおよそ400年前、江戸時代の初めに再建された頃の姿を忠実に復元したと言います。その姿をたっぷりとお届け。
そもそも清水寺の本堂にはどうして「舞台」があるのでしょうか? そして「清水寺」と名付けられたのはなぜなのでしょうか? その理由は本堂に祀られた観音様に秘められていました。さらに室町時代に作られた当時の貴重な「観光ガイド」である「清水寺参詣曼荼羅」をひも解きながら、当時の人達がどのように清水寺で参拝したり楽しんでいたのかを探り、いにしえの時代に思いを馳せます。

そして・・・実は、今回の舞台の改修中に、ニュースにもなった世紀の大発見があったそう。それは、今からおよそ400年前の「金箔の絵馬」と、700点以上にも及ぶ「巡礼札」。どちらも清水寺の本尊にお願いごとをするために奉納された貴重なもの。今回特別に見せて頂きます。一体どんなことが書かれているんでしょうか?
清水寺といえば、賑わう参道も観光の大きな楽しみの一つ。中でも参拝客に古くから人気のお土産が「ひょうたん」と「七味唐辛子」。一体なぜこの2つのお土産が人気があったのでしょうか? それは清水寺の「水」と深い関わりがありました。
新しくなった清水の舞台とそこに伝わるいにしえの物語を探りながら、テレビの前で、清水寺の奥深い歴史の旅を、楽しく体感できる1時間です。