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#50

古都の絶景鉄道SP![再放送]

京都北部へ延びる「叡山電車」は、日本仏教の母である比叡山延暦寺や、義経伝説が残る鞍馬寺と、神聖さを感じられる場所へ続く路線。今回は気ままに途中下車しながら、歴史や絶景・人との触れあい・夏の食と心癒されにいきます。
始発駅「出町柳駅」を出発し、最初に降りたのは「元田中駅」。地元の氏神として親しまれている「元田中神社」で飼育されている珍しい動物とは?
「一乗寺駅」を歩いた先には宮本武蔵ゆかりの松の木が。さらに足を延ばすと、家康に仕えた石川丈山(じょうざん)が武士をやめた後、文人として暮らした「詩仙堂」が。庭から聞こえてくる「ししおどし」の音に耳を澄ませながら、丈山との深いつながりをお聞きします。さらに寄り道し、「狸谷山(たぬきだにさん)不動院」では鬼より恐ろしいと言われる不動明王と出会い、300年続く老舗の漬物店「雲母漬老舗 穂野出」(きららづけしにせ ほので)では、一子相伝の味に舌鼓。
次の停車駅「修学院駅」には、今上天皇も愛でられた緑豊かな庭が広がる「曼殊院(まんしゅいん)門跡」が。また、日本で最も古いと言われる唐紙が使われている一室も案内していただきます。さらに、そんな唐紙を古くから作っている「唐長」で、代々受け継がれてきた匠の技を拝見。明治維新の立役者の一人、岩倉具視が幽棲し、歴史の表舞台に復活するまで英気を養った邸宅にも訪れます。ひと駅ごとに深まる緑を車窓から楽しみながらたどり着いたのは「貴船口駅」。あたりに感じる涼やかな空気を感じながら、眼下に流れる貴船川のせせらぎに心洗われるひととき。鞍馬駅に近づくと、天狗が守ると言われる神秘の山・鞍馬山の姿が。下車したあと、参道に構える店の人々と触れ合います。さらに奥深くにある「くらま温泉」にも足を運びます。
市街地では味わえないもうひとつの古都を楽しめる、癒しの小旅行をご提案します。