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#42

古都とっておき冬の味めぐり(前編)

四季折々の表情を見せるいにしえの都…。
冬から春へと移り変わる中で、それぞれの季節で感じる奥深い魅力と、ぜひ味わいたい冬の味覚をめぐります。
まずは雅な空気に満ちた新春の古都。
沢山の寺社仏閣がひしめく古都にあって指折りの人気を誇る清水寺には、戌年に訪れたい理由が秘められていました。
華道界の若きプリンス、未生流笹岡の家元、笹岡隆甫さんには伝統的なお正月のしつらえについて教えて頂き、さらに新春をイメージした作品を特別に生けて頂きます。そして祇園を見守る八坂神社では健やかな一年を祈願します。
名高い料亭「菊乃井」では、華やかなお正月の料理に舌鼓。京ならではの白味噌と丸餅を使ったお雑煮に込められた都人の想いとは。そして京の女性たちを艶やかに変える和装小物の老舗「井澤屋」では祇園の舞妓さんに喜ばれるお正月の風習がありました。世界遺産、天龍寺の総長からは、芝翫さんへありがたい言葉を授けて頂きます。