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#26

清水寺物語 500年前の観光ガイドは語る

500年前の清水寺参詣曼荼羅と、最先端の環境デザイン、2つの視点から清水寺を紐解き、その歴史と魅力をあますことなくお届けします。
日本全国はもとより、今や世界中から沢山の観光客が訪れる京都。その中でも特に多くの人を集める清水寺。
この地に都が移されるよりも前に創建されたと伝わるこの寺は、1300年に渡り人々を魅了し続けて来ました。
一体どうして、私たちは清水寺に強く惹きつけられるのでしょうか。その謎を解くカギが、「清水寺参詣曼荼羅」。 これは戦国時代から安土桃山時代にかけて作られたと言われる、いわば清水寺の「観光パンフレット」。そこには驚くべき寺の姿が記されていました。
この寺のシンボルとも言える「清水の舞台」が、なんと実はもう一つ描かれているのです。本当に清水の舞台は3つあったのでしょうか。そしてどうして今は2つしか無いのでしょうか? そんな清水の舞台は現在補修工事の真っ最中。一体どんな工事が行われているのでしょうか。まさに「舞台裏」に迫ります。
さらに、この寺に惹きつけられる理由が、建物の美しさを際立たせる、配置。
清水の舞台から見える風景や、入口から見える建物の美しさは、創建当時から計算され尽くされていたのです。環境デザインのスペシャリストが語る、建物の配置の秘密とは?