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#25.26

春の京都を満喫 厳選!観光スポット巡り 〝古都ガイドマップ〟参詣曼荼羅をもとに歩く清水寺 4時間スペシャル

今回は春の4時間スペシャル。この麗らかな季節に、ぜひ足を運びたい、古都の「8つの名所」を番組が厳選。それぞれが歩んだ永い歴史とともに、ご紹介していきます。
例えば…今、日本だけでなく、世界の人々の心を強く惹きつける「伏見稲荷大社」、京の都の入り口、五重塔が凛とそびえる「東寺」、この世に極楽浄土を表し、時を超えて多くの人々が手を合わせる「平等院鳳凰堂」、現代にまで続く日本文化が育まれた「銀閣」、華やかな祇園の街の象徴となってきた「八坂神社」、禅の心の神髄が感じられる「南禅寺」、その静けさと癒しを求め、人々が足を運ぶ「大原三千院」。
そして今回、最もお勧めしたいのが、日本全国はもとより、世界中から沢山の観光客が訪れる清水寺。現在、10年以上にわたる改修の真っ最中で、間もなく舞台や本堂も工事に入るため、その美しい姿を暫く見られなくなるのです。この地に都が移されるよりも前に創建されたと伝わる清水寺は、1300年もの長きに渡り人々を魅了し続けて来ました。一体どうして、私たちは清水寺に強く惹きつけられるのでしょうか。その謎を解くカギが、「清水寺参詣曼荼羅」。これは500年ほど前に作られたと言われる、いわば清水寺の「観光パンフレット」。そこには驚くべき寺の姿が記されていました。なんと、この寺のシンボルとも言える「清水の舞台」が、もう一つ描かれているのです。当時、もう一つの舞台は本当にあったのでしょうか?また、この参詣曼荼羅には、元々武蔵坊弁慶の姿が描かれており、のちに消された痕跡が…。弁慶と清水寺にまつわる意外な物語とは?さらに、この寺に人々が惹きつけられる理由が、建物の美しさを際立たせる、配置。清水の舞台から見える風景や、入口から見える建物の美しさは、創建当時から計算され尽くされたものだったのです。環境デザインのスペシャリストが語る、建物の配置の秘密とは?500年前の清水寺参詣曼荼羅と、最先端の環境デザイン、2つの視点から清水寺をひも解き、その歴史と魅力をあますことなくお贈りします。 春に趣を高める、いにしえの名所で出会える時の面影、ぜひお楽しみください。