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#21.22

時代に翻弄された新選組と女たち

新選組と、時代に翻弄され懸命に生きた女たち、小野小町、紫式部、ねね。
歴史に名を残した人々のゆかりの地を巡りながら、秘められた心の奥底を探っていく2時間スペシャルです。
平安時代創建の寺「金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)」は、新選組発祥の場所です。会津藩主・松平容保(かたもり)と謁見した部屋で、近藤勇たちはどんなやり取りを交わしたのか?隊士たちが見回りしていた花街・島原にある「角屋」(すみや)の柱には、隊士がつけた刀傷が。そして隊士たちが寝泊まりする屯所(とんしょ)だった「八木家」の現当主が語る、当時の意外なエピソードとは?その向かいにある旧前川邸では、池田屋事件につながる部屋を拝見し、「霊山(りょうぜん)歴史館」では、土方歳三の愛刀などわずかに残されている隊士の遺品と出会います。数々の名残から浮かび上がる、新選組の強い思いとは?
そして京の街には、いにしえに生きた美しい女たちの物語も受け継がれています。山科にある「隨心院(ずいしんいん)」は平安時代、絶世の美女として知られる「小野小町」ゆかりの寺。そこには、はかない恋の逸話が残ります。街の中心にある「若一(にゃくいち)神社」は、平清盛ゆかりの社。その清盛に愛された女性「祇王(ぎおう)」ゆかりの、嵐山「祇王寺」で明らかになる、彼女の悲しき運命とは?そして、「紫式部」ゆかりの寺「廬山寺(ろざんじ)」で聞く、「源氏物語」が書かれることになった意外な事情とは?さらに、豊臣秀吉の妻「ねね」ゆかりの寺「圓徳院」と「高台寺」へ。夫亡きあとも健気に人生を歩んだねねの愛した品々を見せて頂きます。