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#19.20

2時間スペシャル 酉年ゆかりの都開運めぐり

最初に訪れるのは、三大八幡宮のひとつで「石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)」。その鳥居の文字や、楼門で、神様の使いである鳩(はと)を見ることができます。代々皇族が住職を務める「聖護院門跡(しょうごいんもんぜき)」で待つ酉は、室町時代から江戸時代までを駆け抜けた天才絵師集団、狩野派による孔雀(くじゃく)のふすま絵。さらに不動明王像の背には、仏教の守護神である火の鳥、迦楼羅焔(かるらてん)も。建仁寺(けんにんじ)の塔頭(たっちゅう)寺院の一つである「両足院(りょうそくいん)」で出会ったのは、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)が描いた鳥の掛け軸。そして、平安時代に起源を持つという泉涌寺(せんにゅうじ)の塔頭の門の上には、平等院の鳳凰と向き合う鳳凰(ほうおう)。その、平等院とのかかわりとは?
そして、新年にご利益を得られるという神社仏閣へ。街の中心に平安時代から建つ「神泉苑」は、弘法大師空海の物語が。吉方位にまつわる小さな祠で、毎年大晦日の深夜に行われる儀式があります。そんな吉方位と関わる「晴明神社」は、陰陽師・安倍晴明を祀り、魔除け厄除けのご利益があるといいます。私達の生活に実は深く根ざしているという陰陽道とは?妙心寺の塔頭、東林院では、新春に縁起の良い料理を頂けます。さらに、京都の新年といえば、七福神めぐりも欠かせない催し。「都七福神めぐり」に名を連ねる「妙円寺」で、五穀豊穣や商売繁盛のご利益があるという大黒天を訪ねます。そして、古墳時代からこの街を見守ってきたという「日向大神宮」。京都にいながら「お伊勢参り」が出来る「京の伊勢」で、いにしえの物語を紐解きます。