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#19

開運!古都のご利益めぐり

幾世紀に渡り、いくつもの新しい年を迎えてきた、京の都。
一年の始まりに、沢山の人々が訪れるのは、いにしえよりこの地を見守ってきた神社や寺院。今回は新年に嬉しいご利益を授けてくれる神社や寺院を訪ね、その歴史を紐解きます。
街の中心部に位置する「神泉苑」は平安時代に始まる美しい寺院。この寺には弘法大師空海と龍の伝説が残されていました。そして吉方位にまつわる小さな祠で、毎年大晦日の深夜に密かに行われる儀式とは?
そんな吉方位と関わるのが「晴明神社」。平安時代に活躍した陰陽師、安倍晴明を祀り、魔除け厄除けのご利益があるというこの神社では、私達の生活に実は深く根ざしているという陰陽道について伺います。
妙心寺の塔頭、東林院は新春に縁起の良い料理を頂けるという寺。名物住職が作るその料理には、いにしえからの願いが込められていました。
京都の新年といえば、七福神めぐりもまた欠かせない催しの一つ。中でも「都七福神めぐり」に名を連ねるのが「妙円寺」。古くから京の人々に親しまれ、五穀豊穣や商売繁盛のご利益があるという大黒天を訪ねます。 はるか古墳時代からこの街を見守ってきたという「日向大神宮」。京都にいながら「お伊勢参り」が出来ることから「京の伊勢」と呼ばれます。街の喧騒を離れた山の中…京都でも最も古い神社の一つと言われるこの社を訪ね、伊勢神宮にまつわる物語を紐解きます。