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#12

「秋に始める 花と野菜づくり」

【出演】深町貴子(園芸家) 

「秋」は春に咲く花や冬に収穫する野菜の植え付けを始める季節。そんな、これからのシーズンに向けての準備や、苗の育て方のポイントを、園芸家として幅広く活躍する、深町貴子さんに教えてもらいます。
春から夏にかけて栽培を終えた土は、栄養を与え、再び使うことができます。まずは乾燥させたあと、ふるいにかけて株や根などを取り除き、黒いポリ袋へ。さらに、1週間以上日光に当てて土壌消毒するのが一般的ですが、熱湯をかけ1時間ほど蒸らすと、時間を短縮することができるんだとか。そのあと、再生させるための復活材を混ぜれば、土がふっくらとよみがえり、水はけや水持ちも良くなるといいます。
土の準備ができたら、秋植え球根の中から、花の種類が多く、選ぶのも楽しいチューリップを植え付けます。根がしっかり張るように、プランターは、深さが20センチ以上のものを選ぶのがポイント。列をそろえて咲かせたいなら長方形、花束のように咲かせたいなら丸型がおすすめなんだとか。球根は、向きを確認し、そろえて植えると、葉が同じ方向に成長し、日光も均等に当たるので、花が咲いた時もきれいに並んで見えるといいます。
さらに、春においしい実をつける、人気のイチゴの苗の植え付けにも挑戦。タワー状に積み重ねることができる「ハーベリーポット」を使うと、見た目にもかわいらしく、狭いスペースでも楽しめるのでおすすめだとか。ポイントは“クラウン”と呼ばれる株元の部分を、土に隠れないように浅植えにすること。そして親株につながっていた“ランナー”と呼ばれる部分を内側にそろえて植えること。植え付けたあとは、ココナッツのヤシの実の繊維からできた「ココヤシファイバー」を土の上にかぶせることで、霜や乾燥を防いでくれるといいます。
花や収穫の季節が待ち遠しい、秋の植え付けにチャレンジしながら。坂下さんも、その魅力や楽しさを実感。彼女が見つけた自分らしい暮らしの喜びとは…?日常生活を豊かに、ハッピーにしてくれる、アイデア満載でお届けします。