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#258

「小野小町」

京都市山科区の随心院は、平安時代の歌人・小野小町ゆかりのお寺。本堂「能の間」の襖絵も小野小町。鮮やかな薄紅色が、SNS映えすると若い人にも人気を集めています。11月、ここにたくさんの人が集い、能に親しむ催しが行われました。小野小町に思いを寄せた深草少将が百日通い続けた「百夜通い」を題材にした物語「通小町」を、面や装束をつけずに舞う舞囃子という形で上演しました。能を身近に感じられるイベントです。