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#120

「茶畑の桜」

京都府南部の和束町は、鎌倉時代から続くお茶の産地、生産量は京都でもトップクラスです。茶畑に新芽が出そろい集う4月上旬、桜が満開を迎えていました。お茶と桜には、深い関わりがあります。実は、桜の開花と茶の芽吹きは、同じ時期なのです。今年は桜の開花が早かったので、茶も早く芽吹きました。そのため、茶農家は遅霜を心配していました。美しい桜を愛でながらも、内心は茶のことで頭がいっぱいだといいます。