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#107

「大根干し」

神奈川県三浦市の高台に広がる大根畑で、冬、農家の須原茂さんは1日に2千本もの大根を収穫します。収穫したばかりの青首大根は市場ではなく海岸へ運ばれ、天日で干されます。この大根を使ってたくあんを漬けるのです。須原さんたち農家の有志が、20年ほど前から続けている取り組みです。天日で干すことで大根の旨味を残したまま水分を抜くことができるといいます。海岸に大根がずらりと並ぶ風景は、冬の風物詩になっています。