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#61

「セツブンソウ」

2月下旬、埼玉県小鹿野町に、雪がうっすら積もったように見える場所がありました。セツブンソウです。キンポウゲ科の球根植物で、直径2センチほどの可憐な花を咲かせます。白い花びらのような部分はガクと呼ばれるところで、実は黄色い粒が花びらです。「節分草園」は日本有数の自生地、5千平方メートルの広さがあります。20年近くここに通う人や、自宅で30年以上も育てている人など、多くのファンが集いました。