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#177

「鱧祭」 (京都府 京都)

京にありて祭鱧食ぶひたすらに
 
7月の京都は、祇園祭一色に染まります。祇園祭は、別名「鱧祭(はもまつり)」。この時期の鱧は、産卵を控え脂がのって美味しいとされています。また、生命力が強い鱧は、産地の瀬戸内海から京都まで運ばれてきてもまだ生きていたことから、暑い夏に鱧を食べて精を付けようという風習ができたとされています。俳人・金子兜太も、それにあやかろうとしたのか、祇園祭の京都で鱧を堪能した句を残しています。