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#67

「初夏の日光」 (栃木県 日光)

暫時(しばらく)は 滝にこもるや 夏(げ)の初(はじめ)         

元禄2年、松尾芭蕉は「奥の細道」の旅に出て3日目に日光に立ち寄りました。東照宮に参拝し、さらに山に分け入り、僧侶たちの修行の場でもあった「裏見の滝」でこの句を詠んだと言われています。陽光きらめく初夏の日光、日々色を濃くしてゆく青葉と数多の滝の造形美を楽しみます。