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#145

「すすきの高原」 (奈良県 曽爾高原)

秋の野の 尾花が末の 生ひ靡(なび)き 心は妹に 寄りにけるかも

奈良県の北東部に位置する曽爾(そに)村。曽爾とは、古代の言葉で「石」と「丘」を意味するそうです。ここ曽爾村には、古くから変わらない風景が広がります。曽爾高原のすすきです。万葉の人々は、風に揺れるすすきを鳥や獣の尾に見立て「尾花」と呼び、多くの恋の歌を詠みました。すすきの花言葉は「通う心」です。