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富本龍徳(里海イニシアティブ理事)

大都会・横浜で海の幸「コンブ」を起爆剤に地球環境を守ろうとしている人がいます。一般社団法人「里海イニシアティブ」理事の富本龍徳さん。コンブの地産地消を目指し、金沢漁港の漁業者の協力を得て養殖を推進しています。4か月で4mもの大きさに急成長するコンブは杉の5倍ものCO2を吸収するため、温室効果ガス削減に寄与するといわれています。11月から種付けを開始し、3月に収穫の最盛期を迎える養殖。その群落は近年激減する天然の藻場の一時的な代わりとなり、海の生き物たちを育み、海水も浄化します。さらにコンブから美味しい野菜も。横浜で地域循環型社会を目指す農家の阪田守昭さんにコンブを提供。発酵させて海のミネラルをたっぷり含んだ有機肥料にしているのです。こうした海の幸を軸に地球とつながる活動を描きます。

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