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古谷俊一(建築家 造園家)

※6月7日(金)の放送は、午後7:26よりお送りいたします。

「植物のように、そこにある建築」と評判の、建築家・造園家の古谷俊一さんの作品。日本建築設計学会賞やグッドデザイン賞など数々の賞を受賞し、いま注目を集めています。「かつて多く存在した里山の風景や鎮守の森のように、四季折々の自然と人々が作る建築との幸せな関係」をデザインしたいと言う古谷さん。植栽を愛し造園も手掛け、新著の題名そのままに「みどりの建築術」に挑戦しています。引退馬などの厩舎とオーナーが憩う「東京クラシック森のクラブハウス・馬主クラブ棟」は、まさに周囲の緑に溶け込むデザイン。厩舎の屋根には芝を植え、クラブハウスの2階にある半屋外の空間はツリーハウスをイメージし、木々の緑に包み込まれています。繁華街にも、緑の憩いの場をデザインしました。渋谷の商業施設MODIの壁面緑化に多くの人が惹かれています。東京・大田区では風情ある路地と植栽を生かした長屋建築「大森ロッヂ」のデザインに携わり、新感覚の住宅も生み出しました。一見、一軒家のように見える住宅に2世帯が居住し、2階のテラスは共有スペースにして路地空間のようにしています。人と人、人と緑の絆が豊かに生まれていくように、古谷さんは願っているのです。

古谷さんの仕事をもっと知るには・・・
www.furuyadesign.com/