都心から車で1時間半、山梨県の大月に、いま注目を集める、究極のスローなパン工房があります。北條喜久・美和子さん夫妻が、全国でも稀なヤギのミルクを使った独創的なパン作りを考案。ヤギミルクのやさしい甘味が包み込む極上のパンをイベントやインターネットで販売、多くの人々の人気を得ています。元々、東京で都会暮らしをしていた北條さんですが、１０年程前に心機一転。ヤギと共にスローライフを送りたいと、大月に移住しました。パンの材料にも心を配り、品種改良をしていない古代小麦を、農薬や化学肥料に頼らず自家栽培。その玄小麦の味と香りを丸ごと引き出すために自家製粉。水を一切使わずにヤギミルクをたっぷり生地に練り込み、自家製天然酵母とワイン酵母でじっくり低温発酵。そして手作りの溶岩釜を使って、遠赤外線効果で焼き上げるのです。現在、ヤギは２０頭ほど。そのミルクから手作りするチーズも絶品です。ヤギのエサは放置され荒れてしまった竹林で間引きした竹の葉などを活用。かつて日本の農村に当たり前のようにあったヤギとの共生を復活させようとしているのです。その北條さん夫妻の情熱のコトノハに耳を傾けます。

北條さん夫妻の仕事をもっと知るには・・・
http://purucode.co.jp/