今、家を持たず、バン（貨物車）に住んで移動して暮らすバンライファ―が注目されています。ウェブデザイナーの池田秀紀さんはその一人。東日本大震災後、熊本や北海道に移り住み、これからの理想的な暮らし方を探求。東京に戻ることになり、狭い部屋に高い家賃を払うことへの違和感から、都市型のバンライフを思いつきました。「車上生活」の負のイメージを払拭し、新しい暮らしの可能性に気づいてもらいたいと、バンはインパクトを重視して年代物のベンツ。限られた空間で、自分にとり本当に必要なモノを楽しめるよう、内装をスタイリッシュかつ機能的に改装しました。池田さんのバンライフは、「バンで寝て、それ以外は全部シェアすればいい」というコンセプト。バンは永田町にある駐車場のシェアリングサービスを利用し、いま最も活発なシェアオフィスの一つ、Nagatacho GRiDみどり荘への通勤は徒歩１０秒ほど。ワークスペースだけでなく、広いキッチンや開放的な屋上などもシェアできるので、異業種の仲間との交流が生まれます。池田さんはこのような拠点を複数もつことで活動の場を全国に広げているのです。こうした暮らし方はじわじわと若い世代に広がりつつあり、自治体も注目。茨城県つくば市は２０１９年３月、バンライファ―のイベント「つくばVAN泊」を開催しました。番組は池田さん達、バンライファ―が見つめる新しい豊かさを伝えます。

池田さんのライフスタイルをもっと知るには・・・
https://vldk.life/