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平井巧 フードサルベージプロデューサー

まだ食べられる食べ物を捨てる、フードロス。日本では、その量、年間646万トン、東京都民の1年の消費に相当すると言います。フードロスの半分は家庭から出ていますが、平井巧さんは、楽しく解決する方法を見出しました。それはパーティ。「沢山買いすぎて余った」、「少し食べて飽きてしまった」など、捨ててしまいそうな自宅の食材を持ち寄り、集まった人たちのアイデアで、美味しく料理していただくのです。名づけてサルベージ・パーティ。サルベージとは救うという意味。楽しみながら、食品を廃棄から救うのです。開始して5年。プロのシェフ、会社員、主婦、学生から子どもまで、参加した人は1万人に上ります。そして今では、自治体や食料支援を行う国連機関などとも連携して、サルベージ・パーティを開いています。かつて広告代理店に勤めていた平井さんは、「大手企業の流通に廃棄はつきもの、という認識が自分にもあった」と振り返ります。しかし、今秋の自らの結婚式二次会では、食べ残しゼロの視点で、美味しい料理を披露。公私ともに「楽しく」をモットーに課題と取り組む平井さんのコトノハを味わいたいものです。

平井さんの活動をもっと知るには・・・
http://salvageparty.com/