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佐藤彌右衛門 会津電力代表
福島の会津地方、蔵とラーメンの町として知られる喜多方市に今、エネルギー変革の嵐が吹いています。福島原発事故の後、「自分達の使う電気は自分達で作ろう!」との熱い思いを胸に、「会津電力」が生まれました。市民や賛同者から出資を募って運営し、太陽光から生まれた電気を売電することで地域の自立につなげるこのプロジェクトは、大きな注目を集めています。会津電力を立ち上げた代表の佐藤彌右衛門(やうえもん)さんは、喜多方で江戸時代から続く老舗酒蔵の9代目。「東京圏の支配するエネルギー植民地からの脱却」を目指しています。現在、会津電力の太陽光発電所は57ケ所に及び、一般家庭1500世帯分の電力をまかなうほど。 地域の恵みを地元で活用し、会津地方をしっかりと自立させたいと考える佐藤さん。自分の酒蔵の屋根にも太陽光パネルを設置し、自前の電力を酒造りに利用しています。原料となる米も自社農場で作っていますが、なんと、田んぼの上にもソーラーパネルが!太陽の光を分け合って、米作りと発電が同時に出来るこの「ソーラーシェアリング」、佐藤さんご自慢のシステムです。 さらに近い将来、水力・風力・バイオマス・地熱にまで発電システムを広げ、電力を地域に直接供給する仕組みを作ろうとしています。目標は会津全域で使う電力を全て会津で作ること。自然エネルギーによる福島の復興と、真の意味での自立に奮闘する佐藤彌右衛門さんの熱い思いを伝えます。
会津電力のことをもっと知るには・・・
http://aipower.co.jp/