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松木一浩 (有機農家)

富士山を望む畑で汗する、ユニークな経歴の農家、松木一浩さん。20代の頃、有名フレンチレストラン・ジョエル・ロブションの給仕長を務めていました。しかし心機一転、食材となる野菜を自分の手で育てたいと1999年、有機農業の道に進むことを決意。栃木県で研修後、富士宮市に移住し、2007年に株式会社「ビオファームまつき」を設立。様々な有機野菜を育て、レストランや個人向けに出荷しています。畑に使う堆肥は、すべて自家製。7頭のヤギを野菜くずで飼育。そのヤギのフンに籾殻やオガ屑を混ぜ発酵させた堆肥を畑にすき込む循環農法を行っています。さらに畑の傍らにフレンチレストラン「ビオス」もオープン。極上のフレンチで自ら育てた野菜の味を披露するようになりました。野菜以外の食材も、志を共にする地元の生産者のもの。例えば、メインディッシュに使うニジマスやイワナは、富士山の伏流水で育てている養鱒家から仕入れています。松木さんが大切にしているのは「テロワール(その土地や気候、風土を反映した食材・料理)」。そのテロワールの喜びのコトノハをゆっくり味わいたいものです。

松木さんの仕事をもっと知るには・・・
http://www.bio-farm.jp/