創業８０年の老舗として、日本の寿司文化をリードしてきた「銀座久兵衛」。 あのイクラやウニの軍艦巻きを初めて考案した寿司屋でもあり、創業以来、北大路魯山人や志賀直哉など食通と呼ばれた文化人や財界人が通い、庶民からも広く愛され続けています。
その名店のニ代目が、高級店を感じさせない気さくな人柄の今田洋輔さん。
「握るのは早いけど、寿司は日本が誇るスローフード」という今田さん。コハダの酢じめ、マグロの漬けなど保存のために磨かれた江戸前寿司の技を大切にしています。そんな今田さん、5年前にはイタリアのスローフードの祭典で、その技と心を披露し、世界をうならせました。名高い銀座久兵衛ですが、「緑のコトノハ」の視点で見ると別の顔・姿が見えてきます。旬の味わいと新鮮さを大切にする築地・魚河岸での仕入れ、カツオの血合いやイカの耳など店では出せない素材も無駄にせず「まかない」に生かす心意気・・・店の裏舞台に新しい発見があります。スローフードの精神が貫かれた、今田さんのコトノハ、その豊かで深い味を楽しみたいものです。

お店のホームページは・・・
http://www.kyubey.jp/