昔ながらの知恵を存分に生かし暮らす達人、山田奈美さん。仕事に追われる東京での暮らしをたたみ、自然に寄り添って暮らしたいと、７年ほど前に神奈川県の葉山に移住しました。そして「食べごと研究所」を主宰し、食べごと＝食べることに始まり、暮らしや環境について考え活動をしています。拠点は山田さんの住まい。およそ築９０年の古民家です。自然栽培の畑仕事をし、干し柿、たくあん、みそだけでなく、しょうゆも手作り。ユニークな発酵食として、リンゴや豆腐もぬか漬けにして楽しみます。ほうき、はたきでの掃除、洗剤を使わない食器洗い、電気器具を最小限にして土鍋でご飯を炊く、鉄瓶でお湯沸し、和紙を使った照明・・・手すき和紙職人の夫と子どもとの毎日には、懐かしくて新しい生活の香りがあります。食べごと研究所では季節の発酵食や暮らしの知恵を伝える教室も開催。著書『昔ながらの知恵で暮らしを楽しむ 家しごと』なども人気を博しています。「昔ながらの暮らしにはエコなアイディアがいっぱい詰まっている」という山田さんのコトノハは、どっしり、ほっこりとしています。
山田さんの活動をもっと知るには・・・
http://tabegoto.com/