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小林 宙(鶴頸種苗流通プロモーション代表)

9月2日(水)、3日(木)の放送は、ごご5:56よりお送りいたします。

紅絞金時菜豆(べにしぼりきんときさいとう)、牡丹胡椒(ぼたんこしょう)。これらは日本の伝統野菜の名前です。こうした地域で受け継がれてきた希少な野菜のタネを、未来につなごうとしているのは都内の高校3年生・小林宙さん。伝統野菜の栽培が困難になってきた農業に危機を感じて、15歳でタネを販売する会社を起業しました。日本各地の種苗店をめぐって集めてきたものを販売しています。インターネットを使う他、本屋さんや八百屋さんなどに置いてもらい、ふだん土に触れる機会の無い人にもタネの問題を知らせるのが作戦。目立つようにと、袋に富山の薬売りにヒントを得た素敵なデザインも施しました。2019年にはこうした体験や思いを込めた著書『タネの未来』も出版し大きな反響が。幼いころから様々な野菜を育てるのが好きだった小林さん、「タネを手放すことは僕ら自身の未来を手放すこと」としなやかに主張します。
★小林さんの仕事をもっと知るには・・・
https://kakukei-seeds.amebaownd.com/