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お山の雑穀応援団の皆さん

キビ飯、大麦の粥、キビやシコクビエのおまんじゅう…。これらは、山梨県の山村、西原(さいはら)で昔から食べられてきた、滋味豊かな雑穀料理です。この西原の雑穀が今、注目を集めています。雑穀はかつて日本中で栽培されていましたが、今はそうした地域は大変珍しくなりました。冨澤太郎さんは、西原に5年前に移住、新規就農しました。そして、雑穀が象徴する自給自足を大切にする山村の生活から学び、より多くの人と共有したいと、2018年春、「お山の雑穀応援団」をトラストとして立ち上げました。トラストとは、生産者と消費者がつながることで、価値があるけれど、市場に流通しにくい物を守っていこうとする取り組みです。現在80名ほどの「雑穀トラスト」会員は、会費と生産に参加することにより、雑穀とその文化を守るのです。冨澤さんたちの師匠は、81歳になる地元農家の中川智さん。様々な種類の雑穀を長年にわたり育て、種をとり、在来種として守ってきました。収穫後の茎や葉を畑に戻すこと、水車で雑穀の粉をひくこと、おまんじゅうを蒸すこと・・・ひとつひとつ丁寧に教えます。「西原のおじい、おばあの暮らしには、自然と共に生きる知恵や技、持続可能な暮らしへのヒントがつまっている」と語る冨澤さん。そうした昔ながらの暮らしの知恵や技術を、現代の生活の中でどう受け継ぎ、未来につないでいけるのか? 試行錯誤しながらの懸命な活動を追います。

お山の雑穀応援団の活動をもっと知るには・・・
◎お山の雑穀応援団 (プロジェクト紹介)
https://camp-fire.jp/projects/view/70550
◎Facebookページ (最新情報はこちらで)
https://www.facebook.com/zakkokumura/
◎羽置の里 びりゅう館 
(中川智さん栽培の雑穀を販売、雑穀料理の飲食も可能、西原観光の窓口)
http://biryukan.com/