ミニ情報

#56

日本の秋 特集

「アルブス一万尺」の原曲は、1700年代に作られた、アメリカ民謡「ヤンキー・ドゥードゥル」です。
日本には、1853年ペリーの浦賀来航で伝わったといわれています。
ところで、「アルプス一万尺」はどこの山を唄っているのでしょう?アルプスとありますから、スイスのどこかの山でしょうか?
そのヒントは歌詞にありました。詞に「一万尺」とあります。一尺はおよそ30.3センチ、ですから、一万尺は3,030メートル。これを標高とするとスイスのアルプス山脈は4,000メートルを超える山々なので違うようです。そうすると3,000メートル級の山が連なる日本の山が歌の舞台ということになります。
詞に出てくる「こやり」、これは北アルプスの中でも人気の山、槍ヶ岳を指していると言われています。標高3,180メートルの槍ヶ岳の鋭く尖った山頂はまさに槍のようです。