ミニ情報

#94

名曲の舞台を訪ねて

月の沙漠 ( 加藤まさを作詞・佐々木すぐる作曲) ・・・・・・・作詞した加藤まさを(1897-1977)
大正から昭和にかけて抒情画家として竹久夢二と並ぶ人気を博しました。佐藤まさをは、結核を患い保養のために千葉県の御宿町を幾度も訪れました。こと時の記憶から「月の砂漠」が生まれたとされています。体が弱く海外はおろか国内の旅すらもほとんど叶わなかった加藤まさを。しかし太平洋に面した御宿の浜辺から遥か遠い砂漠へと加藤の心は旅をしていたのかも知れません。