ミニ情報

#81

名曲誕生の舞台の地

作詞家:高野辰之(明治9年~昭和22年)は、「故郷」、「朧月夜」、「もみじ」、「春がきた」、「春の小川」などを作詞。長野県当時の豊田村に農家の長男として生まれました。当時、長男は家業を継ぐのが当たり前とされた時代、高野は勉学の道を志し23歳の頃、上京し国文学の研究に励みます。しかし、なかなか成果は出ませんでした。49歳の時に古代から近年にいたる「日本のうたについてまとめた論文「日本歌謡史」を20数年かけ書き上げます。高野はこの論文で東京帝国大学から文学博士の学位を授与されました。この報告をもって高野は故郷に帰郷したといいます。