番組表

放送内容

#96

レーサー/実業家 青木拓磨

1990年代のレース界でひときわ輝きを放ち、世界から注目された日本人天才ライダー・青木拓磨(50)。国内のレースを席巻し、1997年に2輪レースの世界最高峰「WGP」に参戦。3度の表彰台を獲得し、年間ランキング5位という華々しい結果を手に入れ、誰もが彼の明るい未来を確信した。しかし、1998年、テスト走行中の事故により下半身不随に。引退を余儀なくされるが、リハビリに励み、手だけで操る運転補助装置を取り付けた車両で、自動車レースに復帰。2009年には”世界一過酷なラリー” として知られる「ダカールラリー」、2021年には世界最高峰の耐久レース「ル・マン24時間レース」と世界を舞台に活躍を続けてきた。
 
バイクへの情熱も冷めることのない青木は、参加型ミニバイクレース「レン耐」のプロデュースや、障がいのあるライダーを支援する「サイドスタンドプロジェクト」を三兄弟(長男・宣篤さん、次男・拓磨さん、三男・治親さん)で創設するなど、精力的に活動。レーサー青木拓磨の今を迫った。