放送内容

#74

獣医師 毛塚千穂

かつて東洋一の規模を誇り、日本初のチューブ型水中トンネルを取り入れるなど、画期的な展示方法で人々を楽しませてきた神戸市立須磨海浜水族園、愛称は「スマスイ」。そこで、約600種類・13,000匹もの生き物の健康管理を1人で担ってきたのが、獣医師の毛塚千穂(37)だ。
生き物たちの健康診断を行い、持病のある個体を検査し、治療にあたるのが主な仕事。その他にも、標本の作成や、治療法が確立されていない病状の研究も行うなど、彼女の活動は多岐に渡る。
これまで所属していたスマスイは今年の春、「神戸須磨シーワールド」としてリニューアルオープンを控えている。目玉となるのは、西日本唯一の展示となるシャチだ。新たな仲間も迎えながら、「生き物ファースト」を信条に奮闘する毛塚に密着した。