放送内容

#71

コーヒーハンター 川島良彰

至高のコーヒーを追い求め、コーヒーに人生を捧げる男、川島良彰(67)。
コーヒー焙煎店の息子として生まれ、幼い頃からコーヒーの道を志した川島は、高校卒業後、中米のエルサルバドルに渡り、コーヒー栽培の研究に明け暮れた。その後、世界各地のコーヒー原産地を飛び回るようになる。
おいしいコーヒーがあると聞けば、どこへでも赴く。1999年には絶滅危惧種となっていた「マスカロコフェア」という希少種を探しにマダガスカルの密林へ。現地の人にさえ知られていなかった幻のコーヒーを、文献をたよりに探し当てた。そんな川島がとった異名は、コーヒーハンター。
2008年には自身の会社を設立。栽培から焙煎・包装まで一切妥協のないコーヒー作りを行っており、その最高位のブランド「Grand Cru Café」はJALのファーストクラスでも提供されている。
 
そして、いま川島が本気で目指しているのは、「コーヒーで世界を変える」こと。
具体的にはコーヒーを通じた持続可能な社会づくりだ。世界各国の農園で技術指導を行い、高品質のコーヒー供給を維持すると同時に、障がい者支援や女性差別解消、貧困解消に繋げている。コーヒーを通じて世界の社会問題の解決に挑戦する川島の流儀に迫る。